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活躍する女性リーダーが実践する30代からの仕事力の高め方とは?

2017.10.18

9月9日(土)、リクルートキャリアとパソナキャリアは 『30代ワーキングウーマンのための仕事力の高め方』と題して、 働く女性に向けたイベントを実施しました。

冒頭の第1部では、 株式会社グロービスにて経営管理本部長を務める林氏より女性が、ワークとライフを両立しながら、 30歳以降も仕事力をつけるために必要なことについて、自身の実体験をもとに講演がなされました。

同じく株式会社グロービスにて社会人向け教育コンテンツの開発をおこなう浜屋氏は、 自身の著書である『育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から 「チーム育児」へ』をもとに講演がなされました。

つづく第2部では株式会社ローソン、アクセンチュア株式会社、 株式会社セールスフォース・ドットコム、株式会社リクルートジョブズ、 4社でそれぞれ活躍する女性リーダーが招かれ、パネルディスカッションがおこなわれました。

第2部で登壇した4社はそれぞれ女性の活躍推進に積極的な企業。 ローソンはトップマネジメントが女性社員と定期的に対話する機会を設け、 多様な状況に応じた子育ての支援制度を整備したり、男性の育休取得を推進しています。

アクセンチュアは「インクルージョン&ダイバーシティ」を経営戦略の一つでありかつコアバリューの根幹と捉えており、自己主張が控えめになりがちな女性管理職候補者ひとりひとりに対して指導役の管理職をつける取り組みをおこなっています。また、働き方改革プロジェクトも3年目に入り、残業低減、在宅勤務制度拡大、有給取得率アップなどさまざまな成果を出し始めています。

セールスフォース・ドットコムは、 社員、顧客、パートナーなどすべてのステークホルダーに対して 「イクオリティ(平等性)」をコミットし、賃金・雇用機会・能力開発・権利の4つの柱として活動しています。 また、在宅勤務やフレックス制度を利用した自由な働き方を促進しています。

リクルートジョブズは年間100名以上の女性が産休育休から復職しており、 管理職への積極的な女性登用をおこなっています。

自身の強みを意識することで広がるキャリア

ローソンで人事部長を務める山口氏は自身の経験をもとに、 自分の強みをどのようにキャリアへと繋げていったかについて話しました。

山口氏が出産を経て復職した時期は2001年とまだまだ女性社員も少なかったそう。 育児と仕事の両立でもがいていた時期、復職して配属された人事採用の部署で当時の部長に 「すごく面接スキルが高い、話の引き出しが上手いね」と褒められたことが自分の強みを意識するきっかけになったと言います。

「その一言がすごく嬉しくて。人と話すということを極めたいなと考えたんです。 ただ子供が復職した時点でまだ1歳だったので、当時はなかなか時間が取れなかったんですね。」(山口氏)

その後、子どもが小学校に入って少し自分の手が離れたタイミングで、 自身の強みを深化させるため、家族とも相談し土日だけカウンセリングの勉強をしに学校に通い始めたそう。 時短で働きながら土日には体系的にカウンセリングスキルを学ぶことで、客観的な目で 「会社を俯瞰して見る事ができた」と話します。俯瞰して見ることで、徐々に会社の課題や、 やりたい事もはっきりしてきたと言います。

ある時、役員と話す機会があった際に、「これが課題だと思う」「こうやるべきだ」 と自身の考えをぶつけてみたそう。すると、その翌日に「是非やってみてくれ」と言ってもらった経験が 自分のキャリアに繋がっていったと振り返ります。

「はっきり意見を言うのはなかなか勇気がいるけれど、 言ってみたら上司からチャンスをもらえる会社の風土だったのと、上司に恵まれていたこともあったと思います。 こうした偶然の出会いとちょっとした勇気が、今のキャリアにつながってきたように思います。」

セールスフォースで部長職を務める成田氏は自身の強みを 「素直に吸収して真似する力」だといいます。 部長職になった現在でもキャリアを進めるために素直に自分の希望を上司に伝える ということは意識していると話します。

「当時の上司に、いつまでにマネージャー職に就きたいという希望を伝えましたし、 現在も昇進や給料の話も率直に上司に伝えるようにしています。 なぜ率直に伝えるかというと、伝えなければ上長も部下がどういうキャリア志向を 持っているかわかってもらえないからです。伝えなければ、『あの人子育てしているから、 今は大変な仕事を与えない方がよいだろう』など求めていない気遣いをされるケースも あります。実際に私も部下がどういうキャリア志向があるかというのは、 聞かないとわからなかったりもします。伝えれば上司も気づいてくれて、 非常に的確なアドバイスをもらえることもあります。常に希望を伝え、そ れに対してもらうアドバイスは素直に吸収するということを意識しています。」(成田氏)

どのようにして育児をしながらキャリアを磨くか。

アクセンチュアで経験者採用を担当する長谷川氏は現在5歳と2歳の子どもを育てる 2児の母。育児と仕事を両立する上で、事前に子どもが生まれた時のことを 想定して働き方を変化させることの重要性について話しました。

アクセンチュアへの入社前、長時間働くことが多かった長谷川氏は、 以前の職場で出産の2年ほど前から将来を見据え、 残業なしで帰る仕事のやり方に切り替えたそう。

「その働き方で実績が出せれば、産休から戻る際に、 『出産前も定時で仕事をして成果を出してきたので、 フルタイムで復帰させてください』と言いやすかったところはありました。 上司に必要と感じてもらうには、自分の努力も必要だなと思って。 夫と役割分担をしながらも、限られた時間の中で成果を出すというのは意識して やってきました。」(長谷川氏)

また1部で講演したグロービスの浜屋氏は「ひとりで抱え込んで頑張る」という考え方から 「良いチームをつくってライフイベントとキャリアに向き合う」という考え方に切り替えることが 結果的にキャリア形成に必要な能力を鍛えることに繋がると話しました。

「共働きの家庭における育児とは、家庭の中、そして家庭の外で様々な方を巻き込んで何とか やりくりする。この活動を見ると、仕事の上で求められる行動と非常に類似性が見られるのではないか、 と思い、育児の経験が仕事上の能力向上に与える影響を探りました。 共働きで育児中の男女に対してアンケート調査を行った結果、 仕事に求められるリーダーシップ行動やマネジメント能力の向上にプラスの影響がありました。 更にヘルプシーキング志向、つまり『人に助けてもらうのはいいことだ』 という発想を持っていることが、育児の体制作りに影響度の高い考え方だったんですね。 自分で抱え込まずに助けを求める思考を意識的に身につけておくと キャリア形成にも役立つのではないか、と思います。」(浜屋氏)

自分の可能性に蓋をしない

リクルートジョブズで人事部のマネージャーを務める脇氏は年間100名以上の女性と面接・面談し続けている 自身の経験から、キャリアを前進させるためのアドバイスを贈りました。

「『自分のために仕事をする』という視点は持った方がいいのかなと思います。 私自身、20代の頃は上司から目標をもらって、その目標に向かってがむしゃらにやって、 という働き方をしてきました。でも、言われたことをやり続けるというのはしんどいな、と。 言われたことだけでなく、『その仕事から自分にとってどんな機会を得るか』とか、 『この先の何につなげていくか』という点を戦略的に考えて、『掴み取る』ことを意識するといいのではないでしょうか。」(脇氏)

1部で講演したグロービスの林氏はキャリアを前進させるために、女性自身が自分に対してもっと 寛容になってもいいのでは、と指摘します。

「個人としてものすごくいい仕事をしていらっしゃる方に、『リーダーをやって』と、 ストレッチした責任が与えられると、『私はそんなことができる人じゃないから』と躊躇しがちです。 その心理の裏には責任感の強さから、『やるんだったら完璧にやらなくては』とか『失敗したら迷惑をかける』 という気持ちが働いていると思うんですね。だけど、できないかもしれないけど、できるかもしれないじゃないですか。 やってみたら意外にできることもあるかもしれない。ですから、0か1かという考え方はやめて試してみましょう。 自分の可能性に蓋をしないこと。自分の能力に自分でキャップをしないことが大事だと思います。」(林氏)


◆参考情報

アクセンチュア株式会社

株式会社セールスフォース・ドットコム

株式会社リクルートジョブズ

株式会社ローソン

株式会社グロービス

育児は仕事の役に立つ 「ワンオペ育児」から「チーム育児」へ 浜屋祐子/著 中原淳/著

パソナキャリア女性活躍推進コンサルティングチーム

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