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GLOBAL VISION

【追記有】デザインだからできる社会貢献とは何か? 人生を豊かにする、クリエイティブの正しい生かし方

ものづくり , サステナビリティ , デザイン , メディア , 地域活性 , 地方創生
GLOBAL VISION

文:Meet Recruit編集部

東日本と銀座、人と地域を繋ぐ、3.11以降のアート・プロジェクト

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昭和から平成にかけて、日本のアートやデザインが最も面白く変化してきたこの時代を支えてきたのが、銀座にある2つのギャラリー「クリエイションギャラリーG8」と「ガーディアン・ガーデン」だ。

日本を代表する作家から、先鋭的な作家の作品を紹介するクリエイションギャラリーG8と、若手クリエイターの登竜門的コンペティション「1_WALL」などを主宰するガーディアン・ガーデン。共に、設立当初から情報サービスを手掛けてきたリクルート(現:リクルートホールディングス)が"ビジュアルコミュニケーション"をテーマに運営してきた、言わばリアル・メディアのひとつの形。

これまで、アーティストの活動や作品を掛け橋に、クリエイティブ業界のみならず地域社会の活性化にもひと役かってきた。その代表的な活動が1990年から毎年恒例となったチャリティー企画展「CREATION Project」(2009年にリニューアル)。これは、ギャラリーと交流のあるクリエイターが、ボランティアで制作した作品を展示・販売し、その収益金を寄付するという試みだ。これまで「傘」や「時計」「カップ&ソーサー」に「手ぬぐい」など様々なものをテーマとし、参加するアーティストは、箭内道彦氏や佐藤可士和氏といった有名アーティストから、まだ日の浅い若手アーティストまで非常に幅広い。

2011年には、3.11東日本大震災からの復興を願い、岩手、宮城、福島、茨城の職人と180人のクリエイターがコラボレーションを実現。漁船に掲げる大漁旗や半纏(はんてん)に文字や図案をオーダーメイドで染め上げる印染(しるしぞめ)という技法を用いて、様々なデザインのトートバッグを制作。結果、義援金の寄付だけでなく、地元産業の支援にも繋がった。

2012年は、国内のアパレル産業を支えてきた福島の縫製工場リオ・ビアンコと177人のクリエイターがタッグを組み、ハワイの定番アイテムであるアロハシャツを予約販売。アロハとはハワイ語で「愛、慈しみ、感謝、平静、共感」という意味を持つことから、東日本大震災におけるチャリティーの意図に相応しい内容となった。

2013年は、宮城県石巻で地元漁業者への潜水器材を供給し、ウェットスーツ国内トップシェアを誇る老舗・モビーディックが参加。震災により、倉庫や協力会社の工場が全壊したものの、いち早く本社・工場を再開。このプロジェクトでは180人のクリエイターと協力し、ウェットスーツ素材のちゃっこい(小さな)バッグを展示・販売。生産の一部は仮設住宅で生活する人々にも依頼し、全て手作業で仕上げられた。それら180点を展示・予約販売し、ギャラリーが掲げるビジュアルコミュニケーションを用いて復興を支える大きな力となった。

2014/11/26 2014年度の概要を追記しました。

今年2014年は、過去最多となる187名のクリエイターと、ハンディキャップのあるつくり手のコラボレーションによる「東北和綴じ自由帳展」として2014年11月26日から12月20日に開催される。 表紙はクリエイターたちがボランティアでデザインし、使われる紙は宮城県石巻で開発・生産された紙を使用。和綴じ製本を被災地の9つの施設で働くハンディキャップを持った人達が担当した。 現在ではあまり見られなくなった手間のかかる和綴じ製本。糸でひとつひとつ綴じていく自由帳プロジェクトには、「東北から、人と未来を結ぶ」という願いを込める。 会場では、187種類の表紙デザインの「東北和綴じ自由帳」が展示・販売される(1冊900円)が、数量が限られているため、会場で完売した商品は予約注文(受注生産/1冊1000円)での販売となる。 自由帳の販売収益金は、今年も被災地の子どもたちを支援するために寄付される。

クリエイティブが人々の生活において貢献できることは何か? もしかしたら、銀座の2つのギャラリーで、そのヒントが見つかるかもしれない。

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