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【だから、私はきょうも働く】 ~式を挙げたいのに、挙げられない。そんな社会に違和感を感じる~

ソーシャル , 働き方

業界の聖域に踏み込んだ『マタニティウエディング』

2016年4月にスタートした<<妊婦のための結婚式>>。マタニティコンシェルジュがプランを作成し、挙式当日は医師や看護師がケアをしてくれる。業界に新風を吹込んだサービスはどのようにして生まれたのか。ゼクシィ東海の野木真奈実さんに、プロジェクトの裏側にある想いを伺ってきました。

■結婚式は承認の場。祝福されるなかで新生活をスタートしてほしかった

「すべての始まりは、クライアントのなにげない呟きでした。<<妊婦のお客様3組中2組が、産婦人科の指摘でキャンセルになってしまったんですよ>>。クライアントの嘆きを聞いて、私が最初に感じたのは<<悔しさ>>でした。子どもになにかあってはいけない、という気持ちは痛いほど分かるのですが、式を挙げたいのに挙げられない社会にとても違和感を感じました。結婚式が直接的なリスクになることはありませんし、医者や看護師が立ち会えば予期せぬ事態にも対応できるはずです。結婚式は一生に一度のことですし、親族や友人に祝福してもらう承認の場でもあります。現在は約5人に1人が授かり婚ですが、それでもまだまだ心の奥底に授かり婚に対してネガティブな感情を抱く方も少なくありません。そんな状況で式をあきらめてしまうと、<<私たちは本当に祝福されているのだろうか>>という不安を抱えたまま新生活をスタートすることになってしまう。みんなに認められ、みんなに祝福される結婚式を挙げてほしい。幸せな気持ちで結婚生活に踏み出してほしい。そんな私の願いが、『マタニティウェディング』の原点になりました」。

■新郎新婦のことを考えたら、あきらめるなんて選択肢はなかった

「私はすぐに市場調査を開始しました。クチコミやカップルインタビューから見えてきたのは、<<専門家が側にいてくれたら式を挙げやすい>><<式場のスタッフに知識があると嬉しい>>という兆し。こうした不を解決することができれば、妊婦さんも安心して式を挙げることができる。そう確信した私は、クライアントや産婦人科を説得するために奔走しました。しかし、周囲の反応は厳しく、<<これは命の問題。リスクが高すぎる>>といった指摘を受けることもありました。式場にとって、マタニティウェディングはとても繊細なテーマ。ニーズがあると分かっていても、<<ミスが絶対に許されない>>という結婚式の性格上、クライアントも手が出せずにいたんです。それでも私は、あきらめずに協力者を探して走り続けました。すると、ある支配人が<<結婚式業界にいて、新郎新婦の願いを叶えられないことが私も悔しい>>と会社の反対を押し切って手を貸してくださることになったんです。次第にこの想いは伝播し、産婦人科のなかにも医学的なリソースを提供してくださる方が現れました。そして、ついに業界を超えた絆が生まれ、私たちのプロジェクトはやがて『マタニティウェディング』という名称で産声をあげることになりました」

■すべての人が、当り前のように式を挙げ、列席できる社会を

「現在、『マタニティウェディング』は医師や看護師の派遣をはじめとして、専門的な講習を受けたコンシェルジュによるプラン作成、体調の変化を踏まえたドレス制作など25におよぶサービスを展開しています。今ではカスタマーから<<コンシェルジュがいたから式場を決めた>>といった言葉もいただけるようになりましたし、式場業界からも<<こういうことを私たちもやっていかなければならない>>と驚きの声が舞い込んでくるようになりました。もともと産婦人科の多くは<<反対>>の立場を取っていたのですが、助産師の方から<<ここまでケアをしてくれるなら患者に式を勧めたい>>という言葉をいただけときは胸が熱くなりました。みんなが想いを共有し、業界の常識が変わり、より良い社会が生まれる。そんな大きなうねりのようなものを感じていますし、これからもカスタマーがハッピーになれるよう力を尽くしていきたい。今回は妊婦さんが対象でしたが、まだまだ世の中には身体が不自由で式を挙げられない、寝たきりで式に参加できないという方がたくさんいらっしゃいます。すべての人が当り前のように式を挙げ、列席できる社会。それが私が目指している理想のかたちです」。

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