【だから、私はきょうも働く】街のお店の"おもてなし"をITで加速する開発者

【だから、私はきょうも働く】街のお店の

街の小売店や飲食店、美容院などをITで支援するサービスを届ける佐々木康太朗を紹介します。

「POSレジってありますよね。お店で会計に使う機械です。見方によれば、どの商品が、いつ、誰に、どれだけ売れたかなどを分析できる機能がついているので、お客様情報をもとにサービスの質を追求できる機械なんです。たとえばイタリア料理店がお客様の好きなワインの傾向を把握できたら、ソムリエはより満足度の高いサービスを提供できます。でも、すべてのお客様の情報を記憶することは難しいので、常連さんに限られてしまいます。一方で、POSレジならそれがデータで記録できるんです。とはいえ、まずハードルが。決して安くはないので、手が出ないというお店も多い。こうした街のお店様が抱える不便や不自由を、僕はITで解決できると思うんです」

佐々木は、2006年にリクルート入社。学生時代はEXILEのバックダンサーをやっていた経験もある。自分のパフォーマンスで人の心を動かした喜びを、リクルートの仕事でも追求したいと佐々木は言う。「課題を解決するには当事者の気持ちに寄り添うのがいちばんと思って、実際に自分でも飲食店経営を経験しました。通常の仕事というかお店へのヒアリング調査だけでは分からないリアルな課題をつかむことができます」

だから、私はきょうも働くイメージ

そうした日々の中から開発されたのが、無料で簡単に使えるPOSレジアプリ『Airレジ』。「これならレジ機能はもとより、テーブル管理や予約管理、リクルートポイント付与行使といった集客支援機能や売上分析機能を通じてサービスの質を向上できる。しかも無料で簡単に使える。POSレジを、タブレットひとつあれば誰でも手にできる世の中を目指したいんです」

このチャレンジは2013年にはじまったばかり。ですが佐々木の目には、やがて実現させる地域のお店とお店を訪れた方々の幸せをつなぐ未来が映っている。

「関わったお店様の成長が自分の元気につながっています。それが僕の仕事の原点。この『Airレジ』があればお店の方の業務効率があがるので、本業である商品やサービスの質を高められて、訪れたお客様にもっと喜んでもらえるお店にできる。大げさに言えば『Airレジ』には、灰色の世界を桜色に染めあげるような、サービス業のあり方を変え、一人ひとりのお客様にあわせた"おもてなし"を世界に広める力があると思っています。」

最新記事

この記事をシェアする

シェアする

この記事のURLとタイトルをコピーする

コピーする

(c) Recruit Co., Ltd.